秋の風景(2)

実のなる木の落葉はそうでない木より早い。思うに葉が落ちると実は熟して美味しくなる。鳥や動物がそれを食べ、種子が移動し新しい木へと育っていく。私は生物学者だろうか。

カリンと名も知らない実を付けた木があった。カリンにはお世話になっている。2年前のカリン酒のことだ。

あの琥珀色と香りはすばらしい。カリンとしては鳥や動物に拾ってもらいたかっただろうに、私の食卓に並んでいる。物事は程度を過ぎると悲劇になると言うことを教えてもらったような気がする。
今日はここまで。