浮かぶ鴨

東郷池は荒れ模様だった。

鴨たちが波に揺れながら浮かんでいた。
船酔い状態にならない鴨たちはどうなっているのか。
この日の東郷池は濁っていた。
魚を見つけることはできないだろう。
だから一日中浮かんでいるしかないのか。
鳥たちは「あーでもない、こーでもない」などということは考えないだろう。
東郷池はまさに楽園だ。
我々の楽園はどこにあるのだ。
今日はここまで。